ヒエロぐり

DTMer hieroglyph が綴る作曲記

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オカヤドカリの飼育と越冬に関する覚書

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昨年の11月に訳あってオカヤドカリを購入しました。

訳あって、などと思わせぶりな書き方ですが、ただ単に息子にせがまれただけです。

 

寒い時期の購入に加え飼育方法は全くの手探りだったのですが、無事越冬できたようなので記しておこうと思います。

 

 

オカヤドカリとは

ヤドカリと聞くと海水に棲んでいるあのヤドカリを想像すると思いますが(僕も一匹飼っていますが)オカヤドカリは海水に棲むのではなく、名前の通り「陸」で暮らすヤドカリです。

なので必要なのは海水ではなくサンゴ砂です。

ちなみに、チャームさんのこちらのサイト

オカヤドカリを飼ってみよう|チャーム

によると、オカヤドカリは天然記念物に指定されているそうですが、市場に出回っている個体は国から許可を受けた組合が採取している、とのことです。

どこかでオカヤドカリを見かけても採ってはいけませんよ☆

 

オカヤドカリの飼育

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飼育に当たっては様々なサイトを見た結果、上記のようなレイアウトにしました。

 

・ケース

ケースはガラスの水槽ではなく、プラスチックの横30センチ奥行13センチ高さ22センチの大きさの水槽です。普通にコメリとかで売っているものです。

 

・サンゴ砂

サンゴ砂はオカヤドカリ専用のものを購入し5~6センチほど入れました。砂の中で脱皮するらしく、砂は多めに入れた方が良いようです。

 

・餌

基本的になんでも食べるようです。料理で残った野菜くずとか、肉の破片とか。僕は淡水魚飼育の時に買った「パックDE赤虫」が残っていたので試しにあげてみましたが、見事完食したので、在庫処分とばかりにメインであげています。

 

水飲み場

プラスチックの容器+スポンジ。オカヤドカリは乾燥に弱いらしいので、スポンジは常に水に浸しておきます。そのほかたまに霧吹きで湿度を保つようにしました(水飲み場の水と霧吹きの水は一応カルキ抜きをした水を使いました)。

 

・その他

ケースの周りはいらなくなったタオルで囲い、保温を心掛けました。

 

越冬について

オカヤドカリは20℃を下回ると活動が鈍るようなので、水槽内は20度以上が良いようですが、ここは新潟。冬になれば容赦なく雪が降り我々の生活を脅かします。居間に水槽を置くにしても、夜になればかなり気温が下がることが予想されます。

上述のようにオカヤドカリを購入したのは11月。何とか冬を越えなければなりません。

そこで水槽の大きさを勘案し、購入したのが「みどり商会 ピタリ適温プラス 1号」というパネルヒーター。

このヒーターを水槽の外側裏面に貼り付けました(セロテープで)。

プラスチックの水槽にヒーターを張り付けると、パネルヒーターの温度で水槽が溶けるのではないか、火事にならないかと躊躇しましたが、プラスチックが溶けるほどの温度にはならないと判断し、貼り付けました(ここら辺は自己責任でお願いします)。

というわけで、水槽の表面はともかく、裏面は常にヒーターが張り付いているのである程度の温かさは確保できました。

水槽の中には100円ショップで買った温度計兼湿度計を置いたのですが、寒くても12度くらい、通常は15度くらいでした。

なので、ヒーターが張り付いている面のサンゴ砂はもう少し暖かったかもしれません。

 

肝心のオカヤドカリは、12月以降はほとんどサンゴ砂の中に潜っていました。最長2カ月くらいずっと潜っていて、「あれ?死んじゃったかな」と思っていましたが、ある日突然地上に出てきて、ああよかったと思ったら2、3日後はまた砂の中に・・・ということがあったので、エサだけは餌場に置いておいて、あとは乾燥しないように水の補給と霧吹きをかけて湿度を保つように気を付けました。

 

最後に

パネルヒーターのおかげで無事越冬できました。

オカヤドカリは水棲ヤドカリとは違った魅力がありますね。